SETIもおちおちできない,せち辛い世の中ですなぁ,いやはや(さぶっ。でも,ひとりひとりが差し出す電力が,変革を,呼ぶ。
計画停電が行われているカルフォルニアのユーザーに対して,SETI@homeプロジェクトは節電を提言している。SETIは,世界の人々から電気料金という寄付を受けているが,電力消費抑制が声高に叫ばれている状況では,それに参加することは社会的に責任ある行為とは云えない。
なるほど,云われてみれば,SETIやってると夜も昼もパソコンつけっぱなし,宇宙人探しには役立っているけど,でんこちゃんやえここには怒られるという訳ですか(なぜにえここ?)。ある意味ではSETIとは,20世紀最大の発明とも云える。個々の小さな小さな力をまとめ,世界がひとつの力となる。もしかしたら地球を生かすも殺すも,その力次第という時が来そうな気もする。それは人間の存在も存在価値も変える。繋がる力が,すべてを変える(過去記事)。
折しも米国のプロバイダーでは,接続料を無料にする代わりに接続するパソコンを分散コンピューティングに利用して,その力を企業に売るという商売が出て来た(Impress INTERNET Watchの記事)。ちょっと胡散臭さも感じさせるのだが(ZDNet Newsの記事),SETIの繁栄と,分散コンピューティングの力を考えると,非常にうまい商売だ。これは賢い。この力は,すべてを変えるのだから,ね。
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